
記者会見する「再生の道」新代表に選ばれた奥村光貴氏=16日午前、東京都港区
前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(43)は16日、東京都内で記者会見を開き、政治団体「再生の道」の新代表に、6月の都議選島部選挙区で落選した京大院生の奥村光貴氏(25)を選んだと発表した。奥村氏は「AI(人工知能)を開発し、党としての意思決定をさせる」と述べた。代表就任は同日付。
奥村氏は教育情報学を専攻。AIを用いて教育に関するビッグデータから知見を得る研究をしている。AIが党の意思決定を担う時期は未定といい「今後ロードマップを示す」とした。
再生の道は石丸氏が1月に設立。都議選に42人、7月の参院選に10人を擁立したが、全員落選した。石丸氏はいずれの選挙にも立候補しなかった。8月に代表退任の意向を明らかにしており、この日の会見で「これからの政治活動は決めていないが、何らかの選挙に出ると思う」と話した。都知事選への出馬を問われると「可能性は残している」と答えた。
代表選には、再生の道から都議選、参院選に出馬した5人が立候補。メンバーによる投票で新代表を決めた。