2025年9月5日(金曜日)

  1. トップ
  2. むろみんホットニュース一覧(登別)
  3. 登別新駅舎、10月11日供用開始 待望のエレベーター、温泉街の雰囲気演出
写真:室蘭満天花火 2025年9月6日(土)開演!!
写真:室蘭が誇る満天笑顔(新)全12回
写真:室蘭民報創刊80周年記念・室蘭民報社納涼花火大会
写真:室蘭・登別・伊達の医療情報 2025むろみんメディカルガイドブック
写真:エゾシカ肉 缶詰

2025/09/04 05:00登別

登別新駅舎、10月11日供用開始 待望のエレベーター、温泉街の雰囲気演出

記事写真メイン

JR登別駅新駅舎の外観(JR北海道提供)

◆―― 現駅舎は待合スペース 来年度末
 JR北海道は3日、登別駅のエレベーター・乗換跨(こ)線橋と新駅舎が完成し、10月11日から供用を開始すると発表した。同日に同社と登別市の主催で完成記念式典を行う予定。現跨線橋は撤去するが、歴史のある現駅舎はリフレッシュ工事を開始し、利用者の待合スペースとして2026年度末ごろの供用開始を予定している。

 現駅舎は1935年にしゅんこうした木造駅舎。駅構内にエレベーターはなく、車いす利用者やキャリーケースを複数持ち歩いて移動する訪日客(インバウンド)にとっては不便な状況となっており、市内の観光関係者らが受け入れ環境の充実に向け、バリアフリー化を要望していた。

 JR北は国や市の協力を受け、2023年8月からエレベーター設置などのバリアフリー化と駅舎の新設に向けて整備を進めてきた。新駅舎のコンセプトは①歴史にたたずみ、現在を刻み、未来へと流れる駅②道内有数の温泉地の玄関口として温泉街の風情を感じる駅。

 駅舎内は、道産木材を使用して木の温もりを伝えることにより、温泉街の雰囲気を演出。登別らしい温泉地としての雰囲気が感じられるのれんと銘木駅名標を出入り口付近に設置してフォトスポットにする。さらに隣接する市観光交流センターヌプと連携することで利便性の向上を図る。

 新駅舎は屋根上に太陽光パネルを設置するとともに、二酸化炭素フリー電気を活用することで、使用電力は実質的に100%再生可能エネルギーとなる。ヌプに展示している駅周辺をかたどった、かたおかしんごさん作のジオラマも新駅舎にリニューアルされる。

 小笠原春一市長は「市長就任時からあった大きな懸念材料の一つだった。何とか在任中にバリアフリー化だけでなく、新駅舎も含めて整備全体がうまくできた」と喜ぶ。今後予定されている道道の歩道拡幅や国道沿いの無電柱化など、登別地区の再開発に向けた取り組みにも意欲を見せた。

 温泉街にとっても入湯税超過税率分でエレベーター設置事業の補助金を捻出してきただけに喜びもひとしお。登別国際観光コンベンション協会の大野薫専務理事は「長年の課題だった登別温泉の玄関口が誰にでも使いやすくなるのでは」と期待している。

 新駅舎は10月11日始発の午前5時54分登別発札幌行きの特急すずらん1号から供用を開始する。

記事写真1

エレベーターが設置された新しい乗換跨線橋(JR北海道提供)

あなたにおすすめのニュース

写真:ドッグフードの神様
写真:Men’s clinic Dylan
写真:医療法人財団 匡仁会
写真:hadato
写真:シミ対策クリームおすすめ人気
写真:カスタムライフmedical
写真:フラワージュ美容クリニック
写真:iPhone買取市場
写真:AIスキルMEDIA
写真:ペアルック専門ショップ PairLuna
写真:骨格ウェーブ専門ショップ Wavelish
写真:お得電力ナビ
写真:玄珠米
写真:ぶどうの木
写真:のぼりべつエゾシカ
写真:共同通信社
写真:日本新聞協会
写真:47NEWS
写真:北海道ニュースリンク
写真:地域再生大賞