
「広域で誘致に取り組めることが大きなアピールポイント」と語る金澤市長
苫小牧市の金澤俊市長は27日、定例の記者会見を開き、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの2軍施設誘致について、「市単独ではなく広域で誘致に取り組めることが大きなアピールポイント」と胆振だけではなく、場合によっては日高にまで広げて進めていく考えを示した。また、室蘭、登別、伊達の西胆振3市とは、可能な限り早く合意形成を図りたいとした。
苫小牧の日ハム2軍施設誘致を巡っては、苫小牧商工会議所が、西胆振3市を含めた胆振地域の広域連合として活動する期成会を9月に立ち上げることを表明していた。
苫小牧に2軍施設ができた場合の西胆振へのメリットについて、金澤市長は観光振興などを挙げて「地域としての盛り上がりに大きく寄与できるものになる」と強調。野球や観光の関連施設を結びつけることで関係・交流人口を増やせるとし、「広域でのメリットを見いだせる」と述べた。
同日、白老町の大塩英男町長と町議会の小西秀延議長が、誘致活動の支援を申し入れたことについては「大変ありがたい。白老町をはじめ、東胆振の首長とさらに連携を深めていきたい」と語った。