
千葉院長と記念写真に納まる吉田選手(左)
登別市中登別町の三愛病院(千葉泰二院長)はスピードスケートでオリンピック次世代のメダル候補と期待される吉田雪乃選手(22)とのスポンサー契約を23日に結んだ。吉田選手は「北海道で応援してくれている人たちに恩返しが出来るよう頑張りたい」と話す。
吉田選手は岩手県出身。昨シーズン11月に開催された、ワールドカップ第1戦(長野市)と第2戦(中国)で500メートルで優勝。第1戦では、自己ベストを更新し37秒74で初優勝を果たした。吉田選手はこれまで、北海道の企業などと契約したことはなく、同院が道内で初となった。
また、同院がプロ選手とのスポンサー契約を結ぶのは初。元スピードスケーター清水宏保さんと千葉院長が知人関係であり、昨年の夏ごろに清水さんに会った際に話を進め、吉田選手を紹介してもらったのがきっかけ。
大会で吉田選手が着用するユニフォームには、今回新たに同院が作成したロゴが入る予定。「三愛病院」は全国にあり、「登別」をアピールするために、温泉と鬼のマークを付けた。ロゴは今後企業としても使用していく方針。
吉田選手は昨シーズンを振り返り「まさかワールドカップで優勝できると思っていなかった」と話す。これからについて「今後も応援してくれる方たちの期待に応えられるような結果を見せたい。不安もあるが、オリンピックに向けて調整していく」と意気込む。
千葉院長は「世界でも注目されている人。メダル候補としても期待大の選手。今後の活躍が楽しみ」と期待を込めた。