製鉄記念室蘭病院と統合する見通しとなった市立室蘭総合病院
室蘭市の青山剛市長は24日までに、赤字経営の市立室蘭総合病院(山手町)を製鉄記念室蘭病院(知利別町)と統合させる方針を固めた。早ければ2027年度にも市立病院の高度急性期・急性期などの機能を中心に製鉄記念に集約する。地域の医療体制を維持する狙い。26日開会の市議会第1回定例会の市政方針説明で青山市長が正式に表明する。
複数の関係者によると、市立病院は今後しばらくは現在地での診療を続けた後に、27年度をめどに製鉄記念と統合する見通しという。統合後の運営は製鉄記念が担う見通し。
両院の統合により、東室蘭地域の拠点は製鉄記念、蘭西地域は日鋼記念病院(新富町)が担うことになる。
市内3総合病院の再編を巡っては、1月6日に行われた第17回室蘭市地域医療連携・再編等推進協議会で、市立病院が日鋼記念に加えて、製鉄記念とも個別協議することを確認していた。
市は経営難の市立病院に対し、財政健全化法に基づき、経営健全化基準である資金不足比率20%未満を達成するために、一般会計から多額の繰り出しが続いていた。
基金の取り崩しなど、市の財政全体への影響も大きいことから、青山市長が統合の判断にかじを切ったとみられる。
24日夜に市立病院の労働組合に統合方針を説明した。25日には市議会にも説明する。
市立病院の在り方について、青山市長は17日の定例会見で「市議会定例会でしっかりと議論いただけるようぎりぎりまで調整を図りたい」と話していた。
市立病院は明治期に開所した診療所にルーツを持つ。1997年に常盤町から現在の山手町に移転新築した。現在正職員は約500人、会計年度任用職員は約200人勤務しており、外部委託を含めると900~千人規模になる。






























































