上げ幅が一時1000円を超えた日経平均株価を示すモニター。初めて5万1000円台を付けた=29日午前、東京・東新橋
29日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅反発し、取引時間中の史上最高値を更新。上げ幅は一時1000円を超え、初めて5万1000円台を付けた。前日に好決算を発表した半導体関連株が買われたほか、日米首脳会談で履行を確認した巨額の対米投資への期待も追い風となり、相場全体を押し上げた。
午前終値は前日終値比1030円64銭高の5万1249円82銭。東証株価指数(TOPIX)は2・03ポイント高の3287・90。
半導体検査装置大手アドバンテストが前日発表した2025年9月中間連結決算が前年同期比で大幅増益となり、平均株価への影響が大きい値がさの半導体関連株に買い注文が集まった。
高市早苗首相とトランプ米大統領による首脳会談で確認された対米投資も買い材料となった。人工知能(AI)や原子力発電関連の銘柄が業績拡大期待を背景に値上がりした。
前日の米国株高も好感された。米中貿易摩擦の激化懸念の後退などを支えに主要株価指数がそろって最高値を更新し、東京市場にも波及した。


































































