
アイヌの古式舞踊を見学するケネル市訪問団メンバー
白老町と国際姉妹都市のカナダ・ブリティッシュ・コロンビア州ケネル市の訪問団13人が1~4日の日程で白老町を訪れている。来町は10年ぶり。1日は歓迎会を行い、町の関係者やホストファミリーらと交流を深めた。
一行はケネル市白老姉妹都市協会のジュリアン・ランジ会長やロン・ポール市長、高校生ら。
初日は大塩英男町長らを表敬訪問した後、歓迎会へ。白老アイヌ協会がアイヌの古式舞踊を披露した。
白老町姉妹都市協会の堀部豊美会長は「両市町の将来にとってかけがえのない財産が増えることを確信している」とあいさつ。ランジ会長は「交流が続けられていることに対して非常にうれしく思う」と述べた。
ロン市長から大塩町長、ランジ会長から堀部会長に、ケネル市の名所という、市内を流れるフレーザー川に架かる橋の写真をそれぞれ贈り、友情の証としていた。
期間中一行は、手打ちそば体験をはじめ、民族共生象徴空間(ウポポイ)や仙台藩白老元陣屋資料館の見学などを行い、きょう4日に帰国する。
両市町は1981年7月に、同市に旧大昭和製紙の関連企業があった縁で国際姉妹都市となった。