2025年7月4日(金曜日)

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2025/07/03 00:00企画・特集

道南バス株式会社
 地域に支えられ創立100周年

記事写真メイン

 道南バス(室蘭市東町)がきょう3日、創立100周年の節目を迎えた。戦前戦後の激動期からモータリゼーション、エネルギー転換など社会の趨勢(すうせい)とともに地域を支える公共交通としての役目を果たしてきた。長谷川義郎代表取締役社長に今後に懸ける決意などを聞いた。

100周年を迎えて
 「創業以来、苦難の歴史の繰り返しの100年だった。太平洋戦争もあり、有珠山も2回噴火した。コロナ禍や2024年問題もあり、モータリゼーションの普及や少子化、規制緩和など外的要因もあったが、地域に支えられたことが一番。苦労した分、経験や地域のありがたみを感じる100年だった」

記念事業は
 「地域と一体となり、社員の士気向上につながる事業がメインだ。

 今月、創業から現在までの建物やバス、室蘭のまち並みを紹介する写真展をバスターミナルで1カ月ほど開催する予定。合わせて、シンガーソングライター・KENTOさんに弊社をイメージした歌をつくってもらい、ストリートピアノでミニコンサートを開く。貸切バスの企画は地域に根差すことをコンセプトにしており、夏には炭鉄港を巡るツアーも計画している。先月からは復刻バスのラッピングも行った。

 室蘭フラップスジャズオーケストラとのコラボレーションも考えている。都市間バスのミニカーも限定発売する予定。2種類あるロゴマークは、キャッスルマーク仕様に統一する」


地域住民や観光客を支える
 公共交通としての役割をどう果たすか

 「公共交通がなくなると地域が疲弊する。乗合は生活の足。車を持たない人にとっては重要なインフラだ。バス会社だけではなく、公共交通各社や自治体と協力して、現状を国や道に訴えることも必要。コロナ禍で財務上はどこも苦しいが、地域と一体となって乗り越えないといけない。バス事業を継続させるためには、まちおこしを地元企業として取り組む努力も必要。地域活性化が必要だ」

デジタル化の導入状況は
 「運賃決済システムは、国が導入を進めており、道外では完全キャッシュレスで運行した事例もある。都市部と比べて地方では導入が遅れている。乗車人数が限られるほか、更新費用の側面もある。室蘭地方ではどの決済が効果的かを見極めないといけない。秋口までに方向性を決めたい。社内では労務や経理、営業管理のシステムを統一した、将来的には遠隔点呼を全社的に導入させたい」


50年、100年先を見据えた
 取り組みはどのように

 「労働者の賃金体系を変える。希望する金額を払わないと、今いる雇用の維持につながらない。新規採用も足踏みする。昨年は定昇制度を労使交渉でつくっており、常に労組と協議している。女性向けのPRも必要だ。地域の観光PRも重要な役目。室蘭のほか登別、洞爺の世界的観光地と手を携えた取り組みを進めたい。人口減少は避けられないが、西胆振全体では10万人の経済力がある。学校や医療機関もある地域。世の中の状況は厳しいが、これまで苦しい時代を乗り越えた諸先輩たちから、ノウハウを学んできた。新しい試みとミックスさせながら、次の時代に進みたい」


■復刻カラーバス登場■
当時の思い出を乗せて

今月から運行を開始した道南バスの復刻ラッピングバス

 同社は1925年7月3日に創業。長年にわたり、地域住民らの足として事業を展開。路線バスや高速バス、貸し切りバスなどで地域交通インフラを支えている。

 復刻カラーバスは、70~80年代と80~90年代の車両デザインを再現。

 歴史を車体カラーで振り返ることで、その当時を懐かしんでもらえたら-と企画した。

 現在の車両は緑色が主体となっているが、今回は赤と白のツートンカラーと白を基調に桃色や青色をアクセントとしたデザイン。担当者は当時と車両形状が違う中、「限りなく再現した」と細部までこだわった。

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