
【エムズ-ブルータス】3回、2点タイムリーを放つエムズ・高橋=中島公園野球場
第48回室蘭市民親善朝野球大会(室蘭民報社など主催)は3日、室蘭市宮の森町の中島公園野球場で準決勝1試合が行われ、2019年大会覇者のエムズベースボールクラブが6-4でブルータスを下し、決勝に駒を進めた。
▷準決勝
エムズ 114 0|6
ブルータス 000 4|4(4回時間切れ)
(エ)小山田-庄司
(ブ)佐竹、砂田-佐藤
▷三塁打 砂田(ブ)
▷二塁打 小笠原(エ)
【評】エムズが逃げ切った。2-0の三回に高橋の適時右前打で2点を追加し試合を決めた。先発の小山田は相手打線を打たせて取り完投勝利を挙げた。ブルータスは四回に1点を返し、なお2死満塁で砂田が走者一掃の適時三塁打を放ったが、一歩及ばなかった。
◆―― 監督・高橋が追加点
中止の2大会を挟み、連覇へ王手をかけた。最後は追い上げられたが逃げ切り、チーム一丸で勝利をものにした。
監督が自らのバットで試合を決めた。高橋は打順9番を予定したが「選手が寝坊したため」1番で出場。三回の満塁の好機では、ストレートを右前に運び、試合を決める追加点を挙げた。
準決勝は9人ぎりぎりで戦った。メンバーは30代が多く職場ではエース級の存在。コロナ禍で“代打”出勤することもあり、試合はなかなか戦力がそろわないことが悩みだ。
それでもチームワークは抜群。高橋は「飲み会は多くの選手が集まる」と笑い「試合には出られなくても、審判を買って出る選手も多い」と互いに助け合うナインに目を向ける。
決勝は日本製鉄室蘭コークスと戦う。「相手は強い」と警戒しながらも「なんとか主力が集まれば」と期待し、連覇を決めて全員で祝杯を挙げるつもりだ。
★次の試合(18日)
▷決勝 日本製鉄室蘭コークス-エムズベースボールクラブ