前日から大幅に値上がりし、レギュラー1リットル当たり193円を示す市内GS=12日
イラン情勢悪化による原油価格高騰の影響で、室蘭市内でガソリンスタンド(GS)を運営する各社は12日から、ガソリンの店頭販売価格を一斉に大幅値上げした。市内GSのレギュラー価格は軒並み1リットル当たり180円台後半~190円台前半と、前日から20円以上上昇。物価高にあえぐ市民生活に更なる打撃を与えている。
先月28日に米国とイスラエルがイラン攻撃に踏み切り、ホルムズ海峡の事実上封鎖などで中東産原油の相場が上昇。これを受けてガソリンの仕入れ先である石油元売り各社が販売価格を引き上げたことが店頭価格に現れた。
市内のセルフスタンドでは値上げ前の11日、閉店時間ギリギリまで「駆け込み給油」に訪れる人が車列を作った。ある店舗はレギュラーで1リットル161円から189円と28円引き上げたといい、関係者は「ここまで一気に値上げするのは初めての経験」と漏らした。利用客からも「どこまで上がるのか」などの声が聞かれ、店頭価格を表示する電光掲示板を「200円台を表示できるように備えた」という。
別のフルサービス店舗ではレギュラーで1リットル190円、ハイオクは1リットル200円を突破。急激な値上げに「緩和対策をもっと早く打ってほしかった」(店舗関係者)と嘆いた。
また、道警はガソリンや灯油などの燃料が盗まれる被害が今後増加する可能性があるとして、保管場所の施錠や防犯カメラの設置などの対策を呼びかけている。
経済産業省が11日に発表した、9日現在のレギュラー1リットル当たりの道内平均小売価格は、前週より2円90銭高い162円40銭で4週連続の値上がり。160円超えは昨年12月以来約3カ月ぶりとなった。次週18日公表の調査ではさらに20円以上上がり、昨年5月以来の180円超えが見込まれる。過去最高値は世界的な原油価格高騰があった2008年8月の187円20銭。
政府は11日、価格抑制のための補助金を19日から再開すると表明。レギュラーの全国平均価格を1リットル170円程度に抑えるよう調整する。同日には高市首相が日本単独での備蓄石油放出を表明したが、店頭価格への影響は不透明だ。


























































