室蘭市消防本部予防課予防係・小槌凌平さん
火の取り扱い「十分注意を」
春の火災予防運動が4月20日から30日まで、全道一斉に実施される。室蘭市消防本部予防課予防係の小槌凌平さんは「この時季は空気が乾燥し、風の強い日も多く、火災が発生すると被害が大きくなる危険性があります。火災予防への意識を高め、火の取り扱いには十分注意を」と防火意識の普及啓発に努めている。
令和4年春の全国統一防火標語は「おうち時間 家族で点検 火の始末」。防火意識の普及を目的に、住宅防火の推進などに重点を置いている。同運動期間中は胆振管内の各消防本部、消防署、消防団、及び関係機関・団体で積極的な啓発活動を予定している。
室蘭市内では11日現在、今年発生した火災件数は11件で、昨年同時期と比べ4件増。火災予防条例により住宅用火災警報器の設置が義務づけられていることから「火災に早く気づき被害を小さく抑えることが可能になります。生命を守るため必ず警報器の設置を」と呼びかけている。設置から約10年で電池切れや電子部品の劣化により火災を検知しない恐れがあるため「定期的に作動確認を行うなど適切に維持管理しましょう」と促している。