
糖尿病の症状や予防方法を学んだ教室
製鉄記念室蘭病院(前田征洋病院長)の糖尿病教室が、室蘭市中島町の市民活動センターで開かれた。参加者8人は糖尿病の症状や予防方法について理解を深めた。
今年4回目で、糖尿病内科の髙田明典医師が講師を務めた。
髙田医師は「糖尿病の治療中に血糖値が良くなったイコール完治ではない」と強調。「治療は健康な人と同様の生活の質を確保したり、合併症のリスクを減らすために行う」とし「適度な運動など可能なことから一つずつ改善していくことが大切」と訴えた。
また、「糖尿病患者の食事は制限食ではなく、バランスの良い、自分に合った量を食べること」と話し「ジュースを飲む機会も多いと思うが、カロリーゼロが好ましい」など食生活の注意点も説明。市民らは真剣な表情で聞き入っていた。