
内覧会で展示される江戸時代・花魁用襠打掛一式
小林豊子きもの学院北海道本部は18、19の両日、室蘭市輪西町2の室蘭市市民会館2階で「きもの展内覧会」を開催する。貴重な伝統衣装の復元を展示するほか、多数の着物や装飾品を展示、販売する。
テーマは「後世へ伝えよう-日本伝統衣裳の復元-」。世界に誇るきもの文化を次世代に守り伝えていくことを目的に時代衣装の復元に取り組んでおり、今年で38回目の開催。同学院北海道本部ではこれまで江戸時代十二単や安土桃山武家腰巻姿など29体もの復元を手掛けてきた。今回は江戸時代のきらびやかな花魁用襠(おいらんようしかけ)打掛一式を展示する。
販売会では訪問着や振袖、小紋、紬着尺、袋帯など各種帯、小物など数多く展示。和装商品のほかに洋服やバッグ、ジュエリーや化粧品も用意する。売り上げの一部は時代衣装の復元費用に充てられる。同学院室蘭事務局の主任講師、平岡豊周さんは「着物と和の文化の深さをぜひ感じてもらえれば。どうぞお気軽にお越しください」と多くの来場を呼びかけている。
入場は無料。時間は18日が午後1時~同8時、19日が午前10時~午後6時。