
企画展をPRする蝦名学芸員
だて歴史文化ミュージアム(伊達市梅本町57)の企画展「亘理伊達家のお雛様」が2日から始まった。学芸員の蝦名未来さんは「亘理伊達家のお姫様が嫁入り道具としてお持ちになったひな人形です。ぜひ江戸時代の雰囲気を感じてほしい」と来場を呼び掛けている。
展示されるのは、亘理伊達家に嫁いだ歴代のお姫様が持ち込んだ「享保雛」「有職雛」「古今雛」など、それぞれ特徴があるひな人形。明治期の開拓移住とともに渡ってきた。ひな人形と併せ、家紋入りで精巧に作られたひな道具が婚礼調度品として考えられていた当時の風習が堪能できる。
蝦名さんは「昨年は新型コロナウイルスの影響でミュージアムが臨時休館したため、会期が短く見ることができなかった人も多いと思います。この機会にぜひご来場を」とPRしている。
本館2階特別展示場で午前9時~午後5時。料金は一般300円、小中学生200円、未就学児無料。開催期間は28日まで。