
笑顔で子どもたちを見守る駄菓子屋のおばちゃん山本キミ子さん
◆―― 子どもたちの笑顔力に
登別市内でも数少なくなった駄菓子屋・山本商店(登別市中央町1・11・1)を営むのは女性店主の山本キミ子さん(86)。子どもから大人まで、来店する人からは「おばちゃん」「母さん」と親しまれ、いつもニコニコ笑顔で子どもたちを見守る駄菓子屋のおばちゃんだ。
商品構成は昔懐かしい駄菓子の定番「帆立たら」や「糸引き飴」をはじめ、現在人気の「ブラックサンダー」や「こんにゃくゼリー」、ほかにもクジ引きなど、5円から80円で楽しめる駄菓子が所狭しと店内に並ぶ。「時代は関係なく、駄菓子屋には“子どもの夢”がなければダメ」が山本さんの持論。今では約100種類の商品を取りそろえる。子どもの頃通っていた人が大人になり、ひょっこりと顔を出す人も多いとか。
「駄菓子での利益はほとんど無いよ。だけど毎日来店する子どもたちの笑顔から力をもらっているから頑張れるの。でも年だからいつまで店を続けれるか分からないけど、体力が続くまで頑張るよ」と話し、今日も子どもたちを見守る眼差しは、今も昔も変わらず温かい。開店時間は午前9時~午後6時。不定休。問い合わせは電話0143・85局3102番。