【洞爺湖】洞爺湖汽船取締役会長で洞爺湖温泉観光協会長や洞爺湖町商工会長を務めた、朝倉英隆（あさくら・ひでたか）氏が１１月３０日に亡くなった。町初の名誉町民、９２歳。２０００年に黄綬褒章、１２年に旭日小綬章をそれぞれ受章。旧虻田町議会議員を含め１１期４１年務めた。２度の有珠山噴火を乗り越え町政、経済の発展に尽力した。室蘭民報社元社外取締役。

　入院加療中のところ、同日午後１時４１分に死去した。自宅は洞爺湖町洞爺湖温泉１０７・６。通夜は２日午後７時、葬儀は３日午前９時から伊達市舟岡町１９０・１２の伊達斎場やすらぎで、洞爺湖汽船と洞爺給油センターの合同社葬で執り行う。なお、通夜は午後５時半～７時、葬儀は午前８～９時に焼香の用意をする。喪主は長女・中川賀土美さん、施主は長男・康夫さんと次男・伸行さん。葬儀委員長は下道英明洞爺湖町長。

　札幌市出身。北海道大学法学部卒。１９６４年に洞爺湖汽船代表取締役、８９年に洞爺給油センター代表取締役。７０年５月に旧虻田町議会議員に初当選。町村合併後は、洞爺湖町議会議員を２０１１年４月まで１１期４１年務めた。このうち議長は旧虻田町議会で１９８７年５月から４期１６年。

　経済の発展にも力を尽くした。観光協会長は１９８５年３月～９５年６月、町商工会長は２００４年５月～１５年５月それぞれ全う。１６年には、今年８月に亡くなった洞爺湖町初代町長の長崎良夫氏とともに、初代名誉町民に選ばれた。

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