道議会で北海道電力泊原発3号機の再稼働について答弁する鈴木直道知事=28日午後1時43分
◆―― 質疑踏まえ年内最終判断か
原子力規制委員会の再稼働審査に合格した北海道電力泊原発3号機(泊村)を巡り、鈴木直道知事は28日、道議会で再稼働を容認する考えを表明した。一般質問で「原発の活用は当面取り得る現実的な選択と考えている」と答弁した。今後の議会での質疑などを踏まえ、早ければ来月12日の会期末までに最終判断する見通しだ。
北電は2027年早期の再稼働を目指す中、同社と安全協定を結ぶ周辺4町村や鈴木知事の同意が得られるかどうかが焦点となっている。4町村の首長のうち泊村、神恵内村、共和町は今月、同意の意向を表明。残る岩内町も議会で同意の意見書を可決済みで、近く表明するとみられる。
3号機は7月、安全対策が新規制基準に適合しているとして規制委の審査に合格。道は、安全対策などを伝える住民説明会を国や北電とともに道内各地で開いてきた。また原発から5~30キロ圏内の緊急防護措置区域(UPZ)を含む16市町村には再稼働について意見照会し、とりまとめを進めている。
北電は規制委の安全対策の新基準を踏まえ、海抜19メートルの防潮堤を建設中。完成が再稼働の前提となる。
【泊原発】泊村に立地する北海道電力の原発。1号機(57万9千キロワット)は1989年6月、2号機(同)は91年4月、3号機(91万2千キロワット)は2009年12月に運転を始めた。いずれも加圧水型軽水炉。東京電力福島第1原発事故後に順次定期検査に入り、12年5月までに全基が停止した。22年5月、札幌地裁が津波対策の不備などを理由に全基の運転差し止めを命じる判決を出しており、札幌高裁で控訴審が続いている。



























































