長嶋茂雄さんや大谷翔平選手など、これまで発表された羽子板が一斉に展示されている「変わり羽子板 40年の歴史展」=15日午前、東京都台東区
◆―― 最多登場は長嶋茂雄さん
明るい話題を提供した時の人を描いた「変わり羽子板」を1986年から毎年発表している人形メーカー「久月」の本社(東京)で、これまで発表した羽子板約300点を一斉に展示する「変わり羽子板 40年の歴史展」が15日、始まった。12月に予定している今年の発表で40回目となるのを前に、歴史を振り返る一斉展示を初めて企画した。
久月によると、これまでに描かれた人物はアニメのキャラクターなどを除き計368人。最も多く登場したのは、プロ野球元巨人の長嶋茂雄さん(6回)。2位は長嶋さんの指導を受けた松井秀喜さんと、米大リーグで活躍する大谷翔平選手(各5回)だった。
職業別では80人の政治家が最多。86年に来日し「ダイアナ・フィーバー」を巻き起こした英国のダイアナ妃や米アップル創業者スティーブ・ジョブズさんら海外の人物も描かれた。1枚に夫婦やきょうだい、親子を描いた作品もある。
千葉県南房総市の公務員三浦太郎さん(60)は「スポーツが好きで、大谷選手らを見るのが楽しかった」と話した。久月の横山久俊社長は「羽子板は縁起物なのでお客さんに見て明るくなってほしい。本物に似ている板もあれば似ていない板もあり、その違いも楽しんでほしい」と話した。
料金は保存維持協力金として大人千円(高校生以下無料)。30日まで。

































































