
話を聞きながら患者の状態を把握する千葉院長
「毎日が勉強」節目に感謝
「おかげさまで10周年を迎えることができました」。はりきゅう専門清空院(室蘭市知利別町2・3・6)の千葉顕嗣院長は、開設から10年の節目を迎え、利用者への感謝を忘れない。
同院は「日本伝統の東洋医学の考え方に基づいた“一本のはり・ひとつまみのおきゅう”で心身を整える治療」をモットーにこの10年、赤ちゃんから年配者まで、幅広い年齢層の体の悩みに対応してきた。
千葉院長が関西で10年間学んできた治療方式は、主訴が“どのようにつらいのか”“どんな時に悪化するのか”過去の病歴や生活習慣なども詳しく聞くので、初診は2時間以上かかる。
また、肩が凝るからといって肩にはりをしたり、腰が痛いからといって腰におきゅうをすることは少なく、反応が顕著なつぼに1本、多くても3カ所程度にのみ、はりをする。子どもや敏感体質の人には“刺さないはり”を使用することもある、といった方式を貫く。
千葉院長は「室蘭の皆さまに受け入れてもらえるか、正直不安もあった」と打ち明け「多くの患者さまにお越しいただき、10年の節目を迎えられたことは本当に感謝の気持ちでいっぱい。もっと良いはりができるよう、毎日が勉強です」と、現在でも定期的に大阪に赴き、時には後進の指導に当たることもあるという。
診療時間は午前9時~正午、午後5時~同7時。初診は問診・治療に2時間前後かかるため、午後1時~同3時の時間帯で対応。木・日曜日、祝日定休。店舗前に駐車場を完備している。問い合わせは電話0143・46・3212まで。