2025年10月3日(金曜日)

  1. トップ
  2. むろみんホットニュース一覧(国際)
  3. 〈動画〉ガザ和平計画「合意」、即時停戦含む20項目 米イスラエル首脳会談、ハマスの対応焦点
写真:室蘭満天花火・報道写真特集
写真:室蘭が誇る満天笑顔(新)全12回
写真:室蘭・登別・伊達の医療情報 2025むろみんメディカルガイドブック
写真:ぶどうの木

2025/09/30 12:00国際

〈動画〉ガザ和平計画「合意」、即時停戦含む20項目 米イスラエル首脳会談、ハマスの対応焦点

記事写真メイン

29日、ワシントンのホワイトハウスで共同記者発表をするイスラエルのネタニヤフ首相(左)とトランプ米大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は29日、ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相と会談した。終了後の共同記者発表でパレスチナ自治区ガザでの戦闘終結や戦後統治に関し、米政権が新たに公表した20項目の包括的な和平計画でイスラエルと「合意した」と表明した。計画はイスラエルとイスラム組織ハマスが合意すれば即時停戦する内容。ハマスが拒否すれば、ハマス壊滅を目指すイスラエルを支援すると警告した。ハマスの対応が焦点となる。

 ガザの戦闘は10月7日で開始から2年。ガザ側死者は6万6千人を超え、人道危機も悪化する中、トランプ氏の思惑通りに和平が実現するかどうかは不透明だ。中東の衛星テレビ、アルジャジーラは、ガザ停戦交渉を仲介するカタールとエジプトがハマスに米計画を伝達したと報道。ハマスは検討すると回答した。

 米政権の計画によると、イスラエルの正式な合意の受け入れから72時間以内にハマスが人質全員を解放。戦後のガザ統治には、ハマスの関与を認めない。イスラエルはガザを占領、併合せず、米国はアラブ諸国などと連携して治安維持部隊を創設するとした。

 トランプ氏は記者発表で、計画について「持続的で長期の平和に資する」と意義を強調し「ハマスは今こそ計画を受け入れる時だ」と訴えた。

 戦後のガザで公共サービス提供などを担う「暫定委員会」を監督する国際機関を設置し、自身がトップを務めると表明。「アラブ諸国もガザ住民と地域全体の利益のため責務を果たす準備が完全に整っている」と主張した。

 ネタニヤフ氏は米政権の計画に「賛同する」とし、ハマスが拒めば攻勢を強めると言明。戦後も一定期間は「イスラエルがガザ周辺も含め治安を管理する」と指摘した。

 計画では他に、トンネルや武器生産施設などハマスの全ての軍事インフラを破壊し、ガザの非軍事化に取り組むことを確認。イスラエル軍は占領地域を治安維持部隊に段階的に引き渡し撤収する一方、テロ再発の脅威がある限り、一定区域に軍の駐留を認めるとした。



◆―― 内容あいまい、実効性疑問 米政権のガザ和平計画
 【解説】トランプ米大統領がパレスチナ自治区ガザの戦闘終結に向けた和平計画を発表した。イスラエルやアラブ諸国の「支持」「合意」を強調したが、当事者のイスラム組織ハマスには受け入れ難い内容が多く、仮にハマスが受諾してもイスラエルが有利に解釈できる余地がある。20項目の詳細はあいまいで、実効性に疑問が残る内容だ。

 計画はハマスに武装解除を求め、戦後のガザ統治に一切の関与を認めないとした一方、ハマスが要求するイスラエル軍のガザ完全撤収には不明確な条件を提示した。

 米国とアラブ諸国などが連携し、ガザの治安維持を担うために部隊を創設すると明記。部隊はイスラエル軍と協力して活動するとしたが、仮にイスラエルとハマスの交戦が起きた場合、アラブ諸国の兵士が「同胞」に銃を向けるかどうかも不明だ。

 ガザの停戦合意はイスラエル、ハマス双方が停戦発効後に合意違反を主張し、ほごにしてきた経緯がある。今回の和平計画も持続可能性がなければ「絵に描いた餅」で終わる恐れがある。

記事写真1
記事写真2

あなたにおすすめのニュース

写真:ドッグフードの神様
写真:Men’s clinic Dylan
写真:医療法人財団 匡仁会
写真:hadato
写真:シミ対策クリームおすすめ人気
写真:カスタムライフmedical
写真:フラワージュ美容クリニック
写真:iPhone買取市場
写真:AIスキルMEDIA
写真:ペアルック専門ショップ PairLuna
写真:骨格ウェーブ専門ショップ Wavelish
写真:お得電力ナビ
写真:競輪とオートレースの補助事業
写真:アニマルバンクマガジン
写真:玄珠米
写真:ぶどうの木
写真:のぼりべつエゾシカ
写真:共同通信社
写真:日本新聞協会
写真:47NEWS
写真:北海道ニュースリンク
写真:地域再生大賞