
故人の墓前に手を合わせる望洋台霊園の墓参客
盆の入りの13日、室蘭市内の霊園や墓地には多くの家族連れが墓参に訪れ、先祖の霊に手を合わせた。
約9千基の墓がある神代町の望洋台霊園では、朝から室蘭をはじめ、札幌や函館ナンバーの車が並んだ。毎年訪れるという江別市の馬場たかさん(70)は、両親が眠る墓に姉夫婦と墓前に花や供物を供え「見守ってくださいと伝えた。元気をもらった」と静かに故人をしのんだ。
管理事務所によると、墓参客は8日から訪れており、15日ごろまで混雑が続くという。この日の最高気温は28・6度と平年より5度高い。「気温の高い日が続くので、熱中症に気を付けてほしい」と呼びかけている。
JR東室蘭駅や室蘭駅方面などからの「無料墓参りバス」も運行。14日まで運行する。