
縄文遺跡や出土品を紹介するカード
胆振総合振興局は、世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」に登録されている胆振管内の縄文遺跡に関心を持ってもらおうと、遺跡や出土品を紹介するカード「いぶりの縄文コレクションカード」を管内4市3町の計7施設で配布している。特殊加工のレアカードを含む28種類を用意している。
同遺跡群には北黄金貝塚(伊達市)と入江・高砂貝塚(洞爺湖町)が含まれており、世界文化遺産の登録4周年を記念して企画した。
カードは「ノーマル」「レア」「スーパーレア」の3タイプ。「クマのスプーン」「高砂貝塚」などさまざまな出土品や縄文遺跡を紹介し、遺跡などの情報が得られるQRコード付きもある。スーパーレアの「キラキラ土器カード」は、光を当てると表面が輝くように加工している。
計2800枚制作し、1施設当たり4種類のカードを用意。各施設で1人につき1日1枚限定で無料配布している。無くなり次第終了する。同振興局の大月淳環境生活課長は「縄文遺跡群に興味を持ち、実際に足を運ぶきっかけになれば」と話した。
詳しい情報は同振興局のホームページで確認できる。
配布施設は旧絵鞆小(室蘭市)、のぼりべつ文化交流館カント・レラ(登別市)、北黄金貝塚情報センター(伊達市)、苫小牧市美術博物館(苫小牧市)、アイヌ文化情報発信施設イコリ(豊浦町)、軽舞遺跡調査整理事務所(厚真町)、入江・高砂貝塚館(洞爺湖町)。