
近下所長から認定通知書を受け取る高橋社長(左)
室蘭公共職業安定所(近下昭一所長)は25日、洞爺湖町の高橋建設(高橋哲也代表取締役社長)にユースエール認定企業の通知書を交付した。
「ユースエール」は、厚生労働大臣が若者の採用や育成に意欲的な中小企業を認定する、若者雇用促進法に基づく制度。有給休暇の取得推進や、残業抑制など労務管理に積極的な事業所を認定しており、胆振管内では2例目。道内認定企業は計63社となった。
この日は室蘭市海岸町の同安定所で、近下所長が高橋社長に認定通知書を手渡した。高橋社長は「社員の心身の健康増進のために有給休暇の取得目標を年10日以上と定め、取得率向上に努めてきた。新人教育では、専属の指導員の下で3年間の実地研修を行ったり、総務で仕事の相談に乗ったりして不安の解消を図っている。これからも若い世代が働きやすい職場環境をつくり続けたい」と話した。
同社の従業員は、10~70代の34人。有給休暇の平均取得実績は11・7日。月平均の所定外労働時間は7・5時間。近下所長は「認定を受けるとハローワークの面接会で優先的にPRなどのバックアップを受けられる」と述べた。