
大阪・関西万博で開かれたギネス世界記録に挑戦するイベントで、万博テーマソングに合わせて踊りを披露する人たち。同時に盆踊りをする参加者の人数と国籍数で記録達成となった=26日夕、大阪市此花区の夢洲
大阪・関西万博会場の屋外アリーナで26日、同時に盆踊りをする参加者の人数と国籍数でギネス世界記録に挑戦するイベントが開かれた。ギネス公式認定員の発表によると、参加したのは3946人、国籍数は62カ国で、記録達成となった。
夕日が照りつける屋外アリーナには、浴衣や法被、民族衣装など思い思いの装いをした参加者が集結。息の合った踊りを披露した。達成がアナウンスされると、大きな歓声と拍手が湧いた。
万博公式キャラクター「ミャクミャク」を思わせる赤・白・青の鮮やかな色の浴衣をまとった東京都北区の村山道子さん(56)は、友人らと参加。「ギネス記録の一員となれるのは思いがけないうれしさ」とし、達成を喜びあった。ドイツパビリオンのマイケ・グロールマンさん(24)も浴衣姿で挑戦。「最高の夜。一生の思い出になります」と笑顔を見せた。
主催者によると、これまでの最多人数は2017年に大阪府八尾市で開かれた八尾河内音頭まつりの2872人。国籍数は前例となる記録はないが、50カ国以上の参加が必要だった。
記録達成には、参加者の9割以上が決められた振り付けを5分以上正確に踊るのが条件。参加者は、デュオ「コブクロ」の万博テーマソング「この地球(ほし)の続きを」に合わせて踊りを披露した。