
堅守速攻で勝利を目指す室蘭アイアンズ
◆―― 堅守速攻で勝利目指す
第4回北海道ミニバスケットボールサマーフェスティバルIN HAKODATE(8月1~3日。函館、北斗両市)に、室蘭地区の代表として男子は室蘭アイアンズ、女子は室蘭西BESTが出場する。ともに堅守速攻を武器に地区予選を勝ち上がり、北海道大会でも勝利を目指し、練習に励んでいる。
全道大会には、男女ともに地区予選を勝ち抜いたチームに、開催地枠を加えた32チームずつ出場する。予選は8チームのブロックに分かれ、1チームが2日間で3試合を行う変則リーグ戦を行う。
アイアンズは室蘭地区予選で全3試合を2桁得点差で勝利。ボールを奪い、速攻で得点するスタイルを徹底した。室蘭地区協会所属の6年生選抜チームとの壮行試合でも、ディフェンスやオフェンスのパターンを確認した。練習でも走り込みで走力や1対1でのスキル向上に努めている。
酒井浩一コーチは「やることは同じ。精度を上げるだけ。ディフェンスを徹底する」と話す。
初戦は西園(札幌)に決まった。けが人も戻りつつあり、ベストに近い状態で試合に臨める。ドリブルが持ち味の関太一(6年)ら「ベンチメンバーの誰が出てもそん色なく戦える」(酒井コーチ)のが強み。
原蒼介主将(同)は「ディフェンスを徹底して速攻で得点するスタイルがアイアンズの持ち味。悲願の勝利を目指す」と力を込めた。
西BESTは地区予選決勝で、第4ピリオドに最大9点のリードを許したが、ディフェンスが機能して残り20秒で逆転勝利。昨年度の主要地区大会3冠達成の底力を見せた。
ベンチ入りメンバーは10人だったが、加藤夢叶(同)のロングシュート、木村美琴(同)のインサイドの強さと個々の役割を徹底。4、2年生も守備で盛り立てた。
アイアンズと同様、壮行試合や森町でのオニウシサマーフェスティバルに出場。高さのある相手への攻略の糸口を探ってきた。練習でも男子チームとゲームを行い、高さとフィジカルへの対応を図った。
飯山颯大コーチは地区予選を振り返り「第4ピリオドでの逆転は、徹底しているディフェンスの成果。全道大会でもやることは変わらない」と強調する。初戦は清田緑(札幌)。「ガードにいい選手がいるという。接戦に持ち込み、勝負所で仕掛けたい」と意気込む。
川浪日香主将(同)は「オニウシではディフェンスが機能していない場面があったので、修正していきたい」と話した。