記者会見する国分太一さん=26日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
日本テレビの番組を「コンプライアンス上の問題行為」を理由に降板となり、芸能活動を休止中の元「TOKIO」の国分太一さんが26日、東京都内で問題発覚後に初めて記者会見し「自ら取った行動により傷つけた当事者の方に心からおわびの気持ちを伝えさせてください」と謝罪した。関係者への直接的な謝罪や対外的な説明の方法について日テレ側と協議したいと繰り返し訴えた。
同席した代理人の菰田優弁護士は「日テレから強く止められている」とし、国分さんが自覚している問題行為の内容は明かさなかった。
国分さんは「関係者に向き合いたい気持ちから日テレと協議してきたが、何一つかなわず今日に至っている」とし、日テレが認定した事実と自覚する行為の「答え合わせがしたい」と述べた。
長年出演していた人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」からの降板を通告された時は「かなり動揺し、とても冷静ではなかった。頭が真っ白になった」と振り返った。目に涙を浮かべ、顔をゆがめながら元TOKIOのメンバーへの思いを口にする場面もあった。芸能活動については「今は考えられない」とした。
日テレは6月に福田博之社長が自ら記者会見し、降板を発表したが、問題行為の内容については被害者のプライバシー保護を理由にこれまで一切明らかにしていない。
国分さんは10月、日テレの対応は適正な手続きを欠いていたなどとして、日弁連に人権救済を申し立てた。処分の根拠となった具体的事実を告知されなかったため、対外的な説明ができず、他番組の降板など重大な影響を受けたと主張している。

































































