
天候が回復したGW後半は行楽客でにぎわいを見せた水族館
室蘭市と室蘭観光協会は7日、今年のゴールデンウイーク(GW)期間中の市内主要観光地・施設の入り込み客数をまとめた。地球岬、室蘭民報みんなの水族館、道の駅カナスチールみたら室蘭の3カ所の入り込み客数は、4月27日~5月6日の10日間で計9万6486人。前年同期と比べて5・3%減少した。
内訳は、地球岬が7534人(前年同期比9・3%減)、水族館は1万608人(同29・9%減)、みたら室蘭は7万8344人(同0・1%減)だった。
前年比3割減となった水族館では、今月3~5日に「ゴールデンウイークこどもまつり」を実施。浜焼きコーナーやミニ縁日など、親子で楽しめる屋外イベントを展開して誘客を図った。しかし、今年のGWは雨や曇りの日が多く、気温も低かったことなどが響き、入り込みの不調を招いた。
天候に左右されない屋内施設のみたら室蘭は前年並みとなった。
市観光課は今年のGWについて、「平日を挟む飛び石連休となったことや、『安い・近い・短い』行楽地を選ぶ傾向が強まったことも影響し、市外からの行楽客が減ったとみられる」と分析。「短期間の数字で一喜一憂せず、本年度も多くの観光客に来ていただけるよう取り組みを強化していく」と話す。
一方、神代町の室蘭岳山麓総合公園(だんパラ公園)にある「室蘭キャンプ&パークだんパラ」では、3日のオープンから3日間で日帰りを含めて53組が利用した。運営を担う合同会社「anico」の篠山剛充代表は、GW後半が天候に恵まれたため「オープン初日から良いスタートを切れた」と話した。