
ゴールデンウイーク最終日、利用者で混雑するJR新大阪駅の新幹線ホーム=6日午前
ゴールデンウイーク(GW)後半の4連休は6日、最終日となり、古里や行楽地で休暇を過ごした人たちのUターンラッシュで鉄道や空の便などの公共交通機関は混雑のピークを迎えた。
羽田空港は大きなスーツケースや土産物を手にした家族連れなどでにぎわった。沖縄県に家族4人で約1週間滞在したという東京都江東区の会社員滝本康平さん(40)は「心身共にリフレッシュできた。明日からの仕事が憂鬱です」と話し、長女美優さん(6)は「海がきれいでとても楽しかった」と笑顔を見せた。
JR新大阪駅も旅行客であふれた。堺市の実家に帰省した会社員出口雅斎さん(24)=川崎市=は「中学の友人と思い出話ができた。飛び石連休で旅行がしにくかったが、ゆっくり過ごせて良かった」と語った。
JR仙台駅で埼玉県朝霞市に戻る妻と小学生の娘2人を見送った40代の男性会社員は、仙台市に単身赴任中。同市の東日本大震災の遺構・荒浜小を訪れ「特に上の子が真剣に映像を見てくれた。連れて行って良かった」と連休を振り返った。