
一人一人の子どもに適した療育・支援に取り組む木内さん
プログラミング学習、調理体験…
NPO法人ゆめみ~るが運営する放課後等デイサービスとまり木(登別市中央町1・18・9)は、子どもたちへの運動療育やプログラミング学習、ソーシャルスキルトレーニング(SST)、ICTツールを使用した、訓練・調理体験・社会見学・体験などの療育を提供している。
プログラミング学習では“物事を順番立てて考える力”を育む。木内卓理事は「『不明点を整理する方法』『わからないから教えて』とSOSを出すことなど、状況に応じて意欲的になるよう『やってみよう!』とアドバイスしています」と説明。過去にゆめみ~るが3年間実施したプログラミング体験教室の経験を生かしている。
“楽しいことをもっと楽しむためのアドバイスが生徒の心に自然に届く”を基本方針に取り入れ、療育教科を組み立てている。調理体験では、味の感想を言葉にしてもらい「自分好みの味に近づけるには、どこでどうする?」と声をかけ、次回の課題を明確にする。SSTでは、複数人のゲーム遊びの際「勝った人に拍手しよう」「自分が勝った時は自分もうれしいよね」と声をかける。
同施設は療育を「覚えなければならない勉強」ではなく「もっと楽しくなる方法を知る機会」として子どもたちに提供したいと考えている。
9月の営業開始以降、利用者は徐々に増えている。週2回利用する生徒が3回、4回と増やしたいと希望することも。「これを励みに、スタッフは一層の対応力向上に努めている」と強調する。
見学や体験利用の申し込みは随時受け付け中。2次元バーコードを利用するか、電話0143・84・8795へ。