ビニール袋を使って米を炊く方法を実践する参加者
防災について学ぶイベント「すぐできるビニールひとつで防災食」が、室蘭市幸町の藤澤・小林事務所で開かれた。参加者10人はカセットコンロを使った炊飯体験や講座を通して、災害への備えに理解を深めた。
北海道の「アクティブシニア等活躍支援事業」の一環。室蘭市議会議員で防災士の小林由美さんが講師を務めた。防災グッズを紹介したほか、ビニール袋やカセットコンロを使って米半合を炊く調理方法を紹介した。
冒頭、小林さんは「もしものときに生かせるようにしっかり覚えて帰ってほしい」と訴えた。参加者はビニール袋に米と水を入れ30分ほど吸水させた後、沸騰した湯に投入。加熱し蒸らしてから引き上げた。
講座では防災に関する知識について、さまざまなメディアを通してインプットすることは多いが、アウトプットする場はなかなか無いと指摘。「学んだことを普段の生活の中で実際に取り組むことで、もしもの時に役に立つ」と語った。
舟見町から参加した清水ヒデさんは「お米がふっくら炊けていておいしかった。友人に教えて広めたい」と感想を述べた。
来年1月30日には第2弾として「防災ウルトラクイズ」を同事務所で予定している。時間は午前10時~正午。問い合わせは日高・胆振地区コーディネーター藤澤さん、携帯電話080・5586・9589へ。